「好きな人がいること」7話ネタバレ・感想 柴崎三兄弟はどうするのか?

寝泊りしているという場所でタバコを吸う冬真。

「おれにも一本くれる?」

千秋が声をかけた。

「・・・はぁ?・・・兄ちゃん!」

「料理やる人間がタバコなんて吸っちゃダメだろ。」

千秋は冬真のタバコを取り上げた。

無視して窓の外を見る冬真。

「そうやってふてくされてても何も変わんないぞ。」

「そうやって説教されるのがイヤだから家出たんだけど。」

冬真は振り返り言った。

「あ~あ、イヤだ!口うるさい兄貴が二人もいて!

・・・あっ、一人は違ったか!」

冬真はわざとらしく言った。

「おれってなんなの?」

「え?」

「親父が可愛がっていたのはいっつも夏向だった。」

「それってさ、親父にとっておれは他人の子供以下だったってことでしょ?」

「おい!何言って・・・」

「小さいころからいっつも比較されて・・夏向は優秀、おれは出来損ない!」

「・・・夏向がうちに来なければ、おれの人生もっと違ってたのに・・・。」

「・・・おれだって、もっと親父に料理教われたのに・・・。」

「お前、なんにもわかってないな。」

「ちょっと来い!」

千秋は冬真の腕を引っ張り、強引に歩き出した。

「先ほどは母が本当にすみませんでした!!」

夏向に頭を下げる愛海。

「わたしもこの夏知ったんです、自分に兄がいるってこと。

母の部屋を整理してたら、柴崎春人さんからの手紙を見つけて・・・。」

「母がしたことは本当に許されないことだと思います。」

「それがいまさら助けてなんて・・・夏向さんからしたら都合のいい話だってことはわかっています!わかってますけど・・・!

・・・でも・・・わたしにとっては、たった一人の母なんです!」

「だから母を・・・どうか母を助けてください!」

夏向は頭を下げる愛海を見たが、何も言わず歩き出した。

「夏向さん・・・!」

夏向は足を止める。

「どこ?」

「どこ行きゃいいの。」

「時間ないんだろ。」

「夏向さん、自分のことは母に言うな、って・・・。」

「そのまま何も言わずいなくなってしまって・・・。」

尾道に着いた美咲は、愛海から一部始終を聞いた。

夏向からの輸血を受けた渚は目を覚ました。

「おかあさん!」

「・・・ありがとう・・」

愛海の姿を見て渚はお礼を言う。

「よかった・・・!」

涙を流して喜ぶ愛海。

「・・・ねぇ、愛海・・・?」

「・・・ううん・・・」

何かを言いかけてやめた渚。

冬真は千秋にSea Sonsに連れて来られた。

「夏向はどんなに忙しくても一人で厨房を回している。それがなんでかお前にわかるか?」

「さぁね。」

冬真はふてくされて背を向ける。

「夏向は、お前をずっと待ってるんだよ!」

父が亡くなって夏向が一人になったとき、千秋はもう一人シェフを雇おうとしたという。

しかし夏向に、冬真の居場所を空けておきたいと反対されたという。

「いまさらなんだっていうんだよ。」

「親父はいつも夏向に楽しそうに料理を教えていた、それを見るたびに親父が厨房を継がせたいのはおれじゃない、夏向なんだって思い知らされてさ!」

「親父、本当は冬真に料理教えるのすっごく楽しみにしてたんだ。」

千秋は冬真に話す。

冬真がシェフを目指すと決心するまでは教えるのをずっと我慢していたという父。

しかしその日が来る前に父は倒れてしまった。

父は、夏向に冬真に料理を教えてやってくれとお願いしたという。

「それを見れば全部わかる。あとは自分で考えろ。」

千秋は、父のレシピノートを冬真に渡した。

一人残された冬真は、ノートを見る。

たくさんの文字が書かれたそのノートには、父が冬真のために書いたページがたくさんあった。

冬真は涙を流した。

美咲は海辺のベンチに転がっている夏向を見つけた。

驚く夏向。

「・・・もう・・心配したんだからね・・。」

「夏向にしかできないことしたんだよ、それってすごいことだよ。」

「これ!ごほうび!」と美咲はアイスを差し出した。

「ぜんぜん実感わかなかったわ・・・おれを産んだっていう人の顔を見ても・・・。」

「・・・てか、いまさら兄弟じゃないって言われるほうが実感わかねえわ。」

「完全にだまされたわ・・・ほんとすげえ、親父もお袋も・・・兄貴も。」

「ふつう気づくだろ、血つながってなかったら。・・・あいつらほんと、嘘うますぎ・・・。」

黙って話を聞いていた美咲が口を開く。

「でもさぁ・・・世界で一番あったかい嘘だよね・・・。」

「・・・あぁ。・・・でもいまさら知ったところで親父に礼も言えねえし。

最後の願いも叶えてねえし。」

「約束したんだ。」

元気のない夏向を美咲はサイクリングに誘った。

はじめは乗り気ではなかった夏向も、美咲にペースに乗せられ次第に元気になっていく。

「おまえさ・・・なんで来たの?」

「あんたのそばにいたいって思ったから・・・。」

「それと・・忘れ物を届けにね・・・、」

と言って美咲はSea Sonsの鍵を見せる。

その鍵には、美咲があげた東京タワーのキーホルダーがついていた。

「帰ろっか!」

「・・あぁ。」

家に着いた美咲と夏向。

千秋はリビングで夏向に背を向けて作業したまま言う。

「・・・給料引いておくからな。無断欠勤したんだから当然だよ。」

「明日からしっかり埋め合わせしろよ。」

千秋は夏向のほうを振り向いた。

「夏向、おかえり。」

「・・ただいま、兄貴。」

夏向はSea Sonsで明日の仕込をしている。

そのとき冬真が現れた。

「おれに料理を教えてください!」

冬真は深く頭を下げた。

「・・・バター取れ。冷蔵庫の中に入ってる。」

「早くしろ。」

「・・はい!」

厨房に入り、手を洗う冬真。

「あのさ夏向、オムバーグ作っていい?」

「・・ばーか!10年早いんだよ!」

二人は笑いあった。

夏向のことで美咲にお礼を言う千秋。

「千秋さんは兄貴失格なんかじゃないですよ。」

「夏向さんの最高に素敵なお兄さんだって思います!」

美咲は笑顔でそう言った。

「・・・ありがとう・・・。」

疲れてソファーで眠ってしまった美咲を千秋はベッドまで運んだ。

美咲の寝顔を見て微笑む。

千秋は、美咲の寝顔を見つめていた。

8話ネタバレ・感想。

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7話感想

柴崎家の問題に関するストーリーは、今回で終わりというかんじですね。

渚は病室に来た人が夏向だって途中で気がついた様子でしたね。

名前をすぐに言わなかった夏向に、もしかしたら・・という気持ちがでてきたのかもしれません。

今回、冬真が夏向に料理を教えてください、と頼んだところが一番うれしかったですね。

自分は父親に可愛がられていなかったという思い込みが、冬真をひねくれさせてしまっていたんですね。

千秋をゆすっていた東村は今回出てきませんでしたが、ネタもなくなったし今後どうするんでしょうか?

千秋も美咲に惹かれ始めている様子だし、今後の三角関係が気になります。

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